小学校や中学校の授業で草花を調べるときに便利なWEBで検索できる植物図鑑をまとめてみました。
園芸好きの方のガーデニングの作業で気になった草花をお調べするときにもお役立ていただけると嬉しいです。
樹木検索図鑑(千葉県立中央博物館)
樹木の名前を様々な条件を組み合わせて検索できます。
条件とは、見た場所(日本全国から選べる)、植栽/自生、樹形、常緑/落葉、単葉/複葉、葉のつき方・大きさ、かたち・ふち、葉脈、側脈、樹皮のなめらかさ・はがれやすさ、表面の模様・裂け目、トゲの有無、花の色・形・花弁の数・花冠の裂数、花の時期、果実の色・形・時期など。かなり踏み込んで調べることができると同時に、葉脈の見方などビギナーには難しい項目については親切な「help」も用意されている。
http://www.chiba-museum.jp/jyumoku2014/kensaku/
野草・雑草検索図鑑
葉の形や花の咲く時期、木の実の見た目、冬芽の形状、樹皮の見た目など様々な角度から検索でき、他にも自然観察のヒント、樹木医の診療記録などコンテンツが盛り沢山。「植物雑学小事典」には、クリと虫歯、鬼子母神とザクロ、ねぶた祭とネムノキなど面白くて誰かに話したくなる「こぼれ話」も。神奈川県近郊の樹木と野草を、樹木医、森林インストラクター、造園技能士など様々な肩書きを持つ「樹げむ」さんのサイト。
http://chiba-muse.jp/yasou2010/
ノパの庭~草本植物の写真
膨大な種類の「草本植物」の写真が、植物名の五十音順で並んでいる。と思うと、さらに、科の一覧(APG分類体系Ⅲによる分類)と、種名の一覧(新エングラー体系による分類)も掲載されていて、勉強になる。それぞれの写真には、撮影場所と撮影月、メモが添えられていて、サイト制作者の植物愛が感じられる。個人の方が「自分の写真の整理も兼ねて作った『庭』をひっそりと公開してみました」というサイト。
http://nopanoniwa.jp/grass_plant/indexaiueo.htm
ノパの庭~樹木の写真
樹木の写真が「あ」のつく名前だけでも70種類近く。全部で何点に及ぶのか、個人が撮影した写真と思うとその点数だけでも圧倒されてしまう。一つ一つの写真は、それぞれの特徴がよくわかるように撮影されていて、撮影場所と撮影月、メモが添えられている。さらに、科の一覧(APG分類体系Ⅲによる分類)と、種名の一覧(新エングラー体系による分類)も掲載。個人の方が「自分の写真の整理も兼ねて作った『庭』をひっそりと公開してみました」というサイト。
http://nopanoniwa.jp/woody_plant/indexaiueo.htm
K’s Bookshelfの辞典・図鑑集~[花の図鑑][葉の図鑑・蕾の図鑑・実や花後の図鑑]
「花の形・花弁の数」と「花の色」が一目でわかるようにアイコン化され、その形と色から同定が可能になっている。「できるだけ調べやすい図鑑を目指した」という制作者の言葉の通り、直観的に探せるのがポイント。街や野山を散策中に「この花何かな?」と思った時など、簡単に調べられそう。同様に、葉・実と花後・蕾の図鑑もある。2016年10月23日時点で、「見出し数4450、画像数2093種4057枚程になりました」と更新履歴にある。個人の方が作成・運営されている。
http://ksbookshelf.com/DW/Flower/
どんぐり図鑑~吉野・大峰フィールドノート
どんぐりの簡単な見分け方から、日本のどんぐり22種の図鑑、奈良県のどんぐり、さらには、どんぐりの食べ方や育て方、ネイチャークラフトに生物学まで。「どんぐりにまつわることならまずここを見よう!」と思わずにはいられない。心地よいデザインと写真、レポートやコラムも簡潔で面白い。子ども達にもぜひ見てもらいたい。奈良県在住の森林インストラクターの方が、記事執筆、画像撮影、運営までを行っている。
http://www.enyatotto.com/donguri/
身近な植物図鑑~そらいろネット
撮影された月ごとに「野草、雑草、樹木、園芸植物や、シダ植物、コケ、キノコ」などの写真が見られ、その基本情報や育て方、観察記録、感想などが添えられている。撮影場所はいずれも神奈川県の三浦半島。「1冊の植物図鑑との出会いが、私を変えてくれた」という個人の方のサイト。
野の花図鑑
季節、花の色、名前で野の花が検索でき、比較的サイズの大きい美しい写真と、撮影日、場所、花の特徴、観察コメント、おすすめ関連サイトが掲載されている。一つ一つの説明が丁寧で、全体に端整なデザイン。見やすく探しやすいだけでなく、特に目的なく眺めていても目の保養になりそう。個人の方が作成・運営されている。