本革ワークショップを学校・施設向けに出前授業プログラム

 

~児童の潜在的な創造力を引き出す~

 

土曜学習応援団について

ララミーレザーは文部科学省の土曜学習応援団に協賛しています。

文部科学省では、平日の授業をはじめとして、土曜日、夏休み、冬休み、放課後等の教育活動に出前授業の講師により講座することで、特色・魅力のある教育活動を推進する土曜学習応援団という活動をしています。

土曜学習応援団のリンク

 

ララミーレザーでは、小学生を対象に、さまざまな形の本革を使い、こどもの創造力を活かしたアート作品を製作。

講座では、普段あまり目にする事のない本革という天然素材を教材に、製品になるまでの工程を解説し学習します。革を使ったオリジナル作品で「モノ」を大切にする心の育成を促します。

なにに見える?? 学んでつくる本革ストラップづくり

ララミーレザーの「ワークショップ」の流れをご紹介いたします。

 

 

▼講座名

なにに見える??学んでつくる本革ストップづくり

 

▼講座テーマと内容

動物の「かわ」を学んで、観察して、自分だけの作品をつくろう

「学びあり工作あり」の楽しい講座です。

◆「学び」では

歴史の中で使われた革を題材に、クイズ形式で進行。製品に使われている革と、食文化としての動物との関わりの流れをわかりやすく解説します。

そして、本革の特徴と革製品が社会でどのように役立っているかを実例をもとに紹介。

私たちが生活で使う「革」の基本を学なかで、子供たちは「命」の大切さを知り、素材への興味関心を高め「モノ」に感謝をする心が芽生えることを目指しています。また、使う素材を学んだあとに、工作をすることで革製品への理解・関心を喚起します。

◆作品づくりでは

さまざまな形を見て、それぞれの想像で絵を描く」という多様性のある思考を促し、固定観念があまりない児童の潜在的な創造力を引き出し、グループワークでは家族、友達などと意見交換など行い協調性の育める教室を心がけています。

講座では、自然素材の面白さ、そして命の大切さを知り、会話を生み出し創造を直感で描くことで、子供たちの独自性を引き出すことができるような取り組みをしています。

【所要時間】

 

 

 

合計 約60分を目安に実施いただけます。

・アートを取り入れ児童の潜在的な創造力を引き出すワークショップとなっているので、児童の年齢により実施時間は調節いただけます。

 

プログラムの目的

 

[レクチャー]

 

●革の学習

・自然の産物である動物の革を学び、資源の大切さ命の尊さを感じる。

・動物の皮から革へ加工する「なめし」の流れをわかりやすく解説。

・本革の特徴と革製品が社会でどのように役立っているかをグループで考える。

●革を観察してみる

・本革と合皮を触って違いを発見してみる。

・実際に見て触ったり、手に取って体感することで天然素材への関心を喚起します。

・革を通じて環境を考えてみるきっかけを与えます。

 

[ワーク]

 

◆専用のワークシートを使用して進行します。

・オリエンテーション 進路・方針を定める
多様な形の革を見て創造を膨らませる。

・グループワークレッスン
多様な形からひとつに選んだ革にイメージを表現します。
グループ内でディスカッションすることで、感性を働かせお友達の発案やデザインを見てヒントを得ます。

・造形
感性を生かし創造しながら革にペイントをします。

豊かな芸術的表現力を促すよう心がけます。

・発表鑑賞会
児童生徒の主体性を尊重しグループごとに発表を行います。

友人の作品を鑑賞することで、多様な表現や材料による感じの違いなどに気づく

 

 

 

プログラムの進行方法

 

 

1、おはなし

 

●革の説明をします。

そもそも、革ってなに??

 

3000年以上昔から使われてきた革。

そんな、人類進化の過程で必要とされた革素材をやさしく解説。

私たちの生活にどのように関わりをもち、そして、製品に使われている革はどのように動物から革製品になるかを学ぶ事で、素材への興味を喚起します。

さらに、動物からとれる皮は「なめす」ことで、製品になるという、副産物としての必要性も付け加えます。

 

 

 

 

また、本革の特徴を紹介。

身近なところで今も使われている革をディスカッション形式でみんなで考えます。

オリンピックにもまつわる「革クイズ」は、楽しくみんなで考えることができます。

 

質問例

  • 革はどんなところに使われているの?
  • 革にはどんな特徴があるの? (革の使われ方)
  • スポーツでも使われているってホント??

 

 

[ワーク]

 

使う資料はこちら↓

 

革を観察してみる

 

見て触って匂いを嗅ぐ。そして、本革と合皮を触って違いを感じることで、天然素材への関心を喚起します。また、革を通じて環境を考えてみるきっかけを与えます。

 

 

 

形から創造して作品を造形する

 

 

●さまざまな形の革を見てイメージをふくらませます。

●選んだ形の革にイメージをデザインを考えます。

 

 

ララミーのワークショップは、普通の「ぬり絵」とはちょっと違います。

それは、さまざまなかたちのヌメ革を、自由に表現ところにあります。

 

 

 

 

みんなカタチは違って見える

 

実際に子供たちは、さまざまな形の革を見ると、ワクワクと新しい創造力を膨らませています。

 

 

子供の目線から見ているカタチは、きっと我々大人とは違うものに想像しているはずです。

 

それでは、質問です。

 

あなたは、この革、何に見えますか??

 

 

「にわとり」「ひよこ」などなど・・

見えてくるものは、人によってさまざまだと思います。

普通、ぬり絵では先に描きたい図があり、それからイメージした色を塗っていきます。

しかし、このように、このプログラムでは、何も書いていない「さまざまな形の無垢のヌメ革」を見たあと、それから何に見えるか想像で描くという順序になるのです。

 

当プログラムでは、「答えを合わせる」方法ではなく、自分で決めたテーマの中で自由にイメージをして、思いのままに形にしていく。そんな創造力を高めること目標にしています。

なので、できるだけヒントは出さずに自由に発想して描いてもらいます。

これは、幼少の固定観念があまりない時期こそ、このワークショップは成立すると考えます。

また、講座では身の回りで動物の皮の使われている事例をはじめ、クイズ形式で進行するので、楽しみながら動物から頂いた大切な「革」を使うことで尊さを知り、環境に対しても意識を高めてほしいと考えています。

 

 

●なにに見えるか、グループ内でディスカッションすることで、お友達の発案やデザインを見てヒントを得ます。

●そして、イメージを思い思いに革にペイントをします。最後にチャームにする穴をあけて金具をつけて完成

 

 

作品は季節や場所、環境でも変わるのも特徴の一つです。
とってもシンプルな事ですが、実は奥深く、楽しく、 その時のインスピレーションをずっと大切にできます。

 

 

 

ワークショップイメージ

 

作品発表会

 

 

グループごとに児童が発表を行います。

作品を発表することで自信につながり、また他の児童の作品を見ることで、あたらしい見方や発見もあると考えます。

自然素材の面白さ、そして命の大切さを知り、会話を生み出し、思いのまま描くことで、子供たちの自尊心を引き出せる育成を目指いしています。

 

 

 

 

 

【必要経費】

交通費実費
材料費…500円/人

【実施する際に必要な設備・備品】

特になし

【備考】

全国へ教材提供可能です。

 

 

 

 

 

ララミーワークショップのきっかけ