前回、アナウンスさせていただきました、本庄まちゼミ
無事開講いたしましたので、内容の報告をさせていただきます。
ワークショップと講座 まちゼミ
実は、ララミーレザーでは店舗でのワークショップはなんと初めてでございました。
そんな、記念すべき第一回目の講座&ワークショップでは、どんな内容にしようかなー?とギリギリまで悩んでおりました・・・
ゆえに、わたくし初心に戻り、そもそも革ってなに??という素朴な疑問、皮から革というテーマのもと、開講する運びとなりました。
当日の講座の内容を抜粋いたしましてご紹介いたします。
講座内容は ー皮から革へー
「かわ」という漢字は、2つあります。それは「皮」と「革」です。
はじめに、「皮」と表記されるものには、一般的に「なめされる前」の状態のことを指します。
そして、「革」はなめした皮革の状態をいいます。
今回の講座では、根本的な部分であるこの「原皮」になるまでの習わしをお話させていただきました。
普段では製品にかかわる「革のなめし方」についての説明をいしていますので、この「原皮」になるまでをお話しするのは珍しいです。
今回、鹿革を題材といたしまして3つのテーマに沿って進めさせていただきました。
皮になるまでの3つの事
- 人間は古来、生きるために必要な栄養原である肉を狩りをしてとっていた。
- 食べる為の肉としてとった動物の「皮」という副産物をいかに無駄なく利用するか。
- 加工技術の発達
このような、工程で革製品の始まりがあるという原点に迫る内容でした。
人が生き延びるために出てきた副産物「皮」への真実に迫り、命の大切さを伝える深い内容となりました。
プランツスタンドの製作
講座の後、実際に革に触れてもらう為、受講生の方々と小さな革を使い、プランツポットを製作いたしました。
ワークでは、革を糸で縫う作業も織り交ぜてあり、はじめて革に触れる方は、「革の硬さ」「柔らかさ」など感じていただけたかと思います。
第一回目の講座では、みなさまに伝えることで、わたしも改めて考えさせられることがあり、とても良い企画となりました。