先日、「ララミーのキーケース」をご愛用いただいているオーナー様より、修理のご依頼を頂きました。
まことにありがとうございました。
2014年製キーケースって何が違うの?
ご依頼のアイテムは、ララミーで2014年に製作いたしましたヌメ革のキーケース。
LOTナンバー「KC00NA」タイプのキーケースですので、新品の時ヌメ革特有の薄いベージュ色でした。
そして、2mm厚のヌメ革を使用しており、長く使って頂きとても良い味を出しています。
また、この初期モデルは、シニュー糸で縫製をしており、独特な風合いを出していました。
どんな修理の内容?
ご依頼内容は、使っていると鍵を取り付けるフック部分が取れてしまうとの事。
その原因は、根元部分の金属が摩耗していて抜けてしまっていたようです。
4年間、毎日お仕事でご使用になっているとのことで、一ヵ所に負荷がかかっていたのだと推測します。
摩耗の度合いによっては、金属加工だけで修理出来る場合があります。しかし、今回のケースは摩耗が多かったので、金具の交換が必要になります。
その旨を、オーナー様にお伝えした所
「愛着があるからまだ使いたいから直せますか??」
とのご要望をいただきました。
もちろん修理は、大丈夫ですとお知らせしましたところ、安心していただけました。
修理は、金具部分の交換で、当時と同じものを探して交換。
4年の経年変化で愛着あるキーケースに
私自身、4年前の2014年製のキーケースを改めて見直すこととなり、感慨深い修理でした。
色の濃くなったヌメ革特有のエイジングがとても味わい深いです。
毎日使って下さってるので、艶が出て味のある素敵なキーケースになっており驚きました!
愛着のもてるアイテムは、手にしているだけで落ち着きませんか?