アウトドア情報誌BE-PAL Web(ビーパル)の取材で、タレントの岸田彩美さんがご来店くださいました!ありがとうございました。

岸田彩美さん「CB缶カバー」の製作体験でご来店

 

岸田彩美さんと言えば、千葉テレビの番組「週刊バイクTV」ですよね!みんなから「あやみん」の愛称で呼ばれております。バイク好きの方には、バイクタレントとしてご存じの方も多いいのではないでしょうか?

また、あやみんさんはTV出演だけでなく、コミュニティFM「フラワーラジオ」パーソナリティーやバイクのトークショーや司会などもされている多才な一面も持ち合わせています。

 

 

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岸田彩美 Ayami Kishida🇯🇵(@ayami_kishida)がシェアした投稿

 

なんと、今回!そんな、あやみんさんが取材を兼ねて「CB缶カバー」の製作体験でご来店いただきました。パチパチ

 

 

当日は、ホンダのバイクCC110でご来店くださいました。遠く本庄市まで来ていただきとても恐縮でございます。

そして、わたくし緊張の中ご挨拶をして、さっそく、今日の打ち合わせを。

 

流れの打ち合わせ

 

今回は、あやみんさんがアウトドアで使うCB缶カバーをレザークラフトで作るという企画でした。

 

なのでやはり、是非、クラフトの本質を体験して頂こうと考えました。

全体の製作工程は、こんな感じです。

CB缶カバーの製作手順

  1. 革の切り出し
  2. 刻印
  3. 金具(ホック)の取り付け
  4. 革パーツの貼り付け
  5. 縫製
  6. コパ磨き

完成

この中で今回は、 レザークラフトの本質を知ってもらう為「刻印」から体験をしてもらう事にしました。

 

ここからなら、「みんなで楽しく体験できるでしょ。」と思っていました。

 

・・・そう、あの事が起きるまでは。

 

 

あやみん刻印で奇跡がおこる

 

そして、時間も押しているのでさっそく製作作業へ。

まずはじめに刻印をプレス。

打ち合わせの中で、なんとあやみんさんは自分の刻印をお持ちになっているとの事。せっかくなのでカバーのパーツに打刻してみました。

 

そしたらなんと。ピッッッタリと収まるではありませんか。

 

 

奇跡的に大きさと形がぴったりと収まりました。まるで専用の刻印のようです。

製作あるあるなのですが、大きさってかなり難しくて、実際に刻印してみてバランスを整える事って多いのです。

さらに、革への刻印って陰影が出にくいのですが、ララミーのヌメ革は特別な鞣しで仕上げているのでクッキリと刻印が入ります。この事を知っていたかのようなハマりぶりです。

これは、奇跡としか言いようがありません。

 

 

発覚!!難易度高し・・ララミーのCB缶カバー

 

そして次に、全体の貼り付けの順番や位置を確認していただきました。

ばらばらのパーツを形に張り付けていきます。

 

この時、わたしは自分の製品を改めてみて感じました。

 

「なんでこんなに複雑なんだろう・・」

 

私はいや~な予感がしてきました。

 

全体の確認が終わったら、留め具に使うホックを取り付けていきます。

あやみんさんのとても真面目で一生懸命な姿には、ファンならずとも感銘を受けざるを得ません。

 

そして、初めてのレザークラフトとは言うものの、のみ込みが早くどんどん制作が進んでいきます。いよいよ、「工程4:縫製」の段階へ。レザークラフトの真髄ともいえる縫製は、革に穴をあける作業から始まります。

あやみんさんのマルチな才能で、どんどんと穴あけ作業を進めていきます。作業も効率の良い方法を探りなら行う姿勢もさすがです。

 

 

そして、この後衝撃の事態が!!

 

しかし、私はある大変な事に気づきました。

じつは、手作業の穴あけは難易度が高いのです。それは革が厚くなるほど難しくなります。

わたしは、この事を伝え忘れていたのです・・・

もし斜めに打ち込んでしまった時に表裏で穴の位置が変わります。さらにララミー製品は、オートバイメカニック経験をもとに設計をしています。ゆえにとても精密な製品が特長。

なので、ちょっとでもズレてしまうと最後にカバーが装着できない事があるのです。

このとき、わたしの背中に冷たいものが走りました。

 

「まずい・・あやみんさんが失敗したらどうしよう・・」

 

でも、今更簡単なものに妥協するわけにいきません。ここまで進んでしまったし。なんせ、せっかく来てくれたのだから一番いいものを作ってもらいたい。そんな葛藤が自分の中にありました・・・。これは最後まで予断を許しません。

 

そして、そんな不安を吹き飛ばす程に綺麗にできた穴あけ。

 

はじめてのレザークラフトとは思えないくらいの出来栄えです。

続けて手縫い縫製。こちらもサクサクとこなされおりました。

 

あっという間に、最終段階。

縫製の段階で、若干のズレを修正しながら進めていきます。

 

 

そして、緊張のCB缶に装着の時がきました。

 

ドキドキ、ドキドキ

 

 

できたー!!!

 

 

あやみん刻印もばっちり決まりました。

途中では完成するのか?はたまた、装着できるのか??と心臓がバクバクしましたが、あやみんさんのパワーで奇跡的に完成いたしました。

 

そして、裏面には作った日付も焼き印。ほんとに良い記念になりました。

 

 

最後に店内で写真撮影をさせて頂きました。

 

 

さらなる奇跡

 

そして、またしても奇跡が!

当店のキーホルダーに、お手製の刻印がぴったりとハマったのです。

 

 

見事なフィット加減・・・

裏面には、手書きで文字も入れて頂きました。

 

アドリブでの製作でしたが、いきなりいい作品が出来上がりました。

 

 

なんだか、いつも近くで見守っててくれそうなキーホルダーですね。

ちなみに、かわいらしい似顔絵もご自身の手書きだそうです。ビックリですよね!?

 

ララミーでは、長らく革の仕事をしてまいりましたが、今回こうしてレザーを通じて岸田彩美さんとお会いできてとても喜ばしく思います。革製品をずっと作ってて良かったです。

昔から、「バイクと革」は密接な関係にあります。それは、レーシングスーツだったり、グローブ、ブーツ、ロードレースでは全身に革を纏います。革に守ってもらっているのです。

 

ララミーでは、これを何かのご縁と感じざるを得ません。

 

 

この日の詳しい様子は、アウトドア情報誌のBE-PALWEBに掲載されました。岸田彩美さん目線のブログですので是非ご覧になってみてください。

 

BE-PALとは・・

小学館のアウトドア情報誌「BE-PAL(ビーパル)」。絶景やキャンプの料理、フェス情報など、誰でも楽しめる身近なアウトドア体験をナビゲートしています。ソロキャンプからファミリーキャンプ、ハイキングやトレッキングまで、アウトドアに関する情報を幅広く押さえている歴史ある情報誌です。

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