なに?に見える?? 革の講座とワークショップ
今回、本庄市内にあります、みどり保育園さまにて「なにに見える??革の講座とワークショップ」を講演させて頂きました。
開催の詳細
日程と場所
日付:2018年7月2日
施設名称:みどり保育園
住所:埼玉県本庄市
時間:AM10:00~AM11:00
講座名
なに?に見える??考えてつくるヌメ革チャームづくり
講座内容
動物の「かわ」を学んで、さわって、お絵かきして、自分だけの作品をつくろう
「なに?に見える??」では、講座とワークを両方行うことで、はじめに人々が生活で使う「革」のことを学び、それから実際に児童たちが作業をするという流れで行います。
詳しい内容はコチラ
講座とワークショップの時間割はこのようになっています。
はじめに 自己紹介
はじめに自己紹介をいたしました。
子供たちも、今日を楽しみにしていてくれていたようで、歓迎されて安心いたしました。
今回は、本庄市内での講演でしたので、ララミーレザーを知っている児童や先生方もいたようで、自己紹介もとても興味をもって聞いていただけました。
今日は、革についてのかんたんな講座をして、本革を学んでいただいた後に、「なに?に見える??」のチャームづくりを行います。
革のお話
「革って知ってますか~??」
と聞くと、
「知ってるよ~!!」
と元気のよい言葉が返ってきました。
これには、知っている子供が意外に多かったのにはびっくりしました。
続いての質問。
「革って何に使われていると思う??」
するとこんな答えが!
「バッグ~」「ボール」「くつー」「おさいふー」
など、いろいろな革製品が子供たちから声が寄せられました。
子供ってやはりいろいろ普段から観察しているんですね!
はじめは革って何??って思っていた子たちにも、意外と身近にあるということを気づいてもらえたようで良かったです。
それから、私たち人間と革との歴史をかんたんに説明。
実は革は、古代エジプトの文明から使われていたとの文献もあります。
紀元前3000年なので、そんな昔から革素材は活用されていたんですね!
また、話の中で私たちの食生活の中から、動物から革製品になる事をわかりやすく解説するので、命の大切さを考えるきっかけになると考えます。
昔のお話をしていると、だんだんと革素材への関心が高くなってくれました。
そして、実際に本革に触って確かめてもらいました。
革の観察
みんなに、革を見て触って匂いを嗅ぐ。そして、本革と合皮を触って違いを感じることで、天然素材への関心をもってもらいました。
そして、みんなの大好きなお絵描きの時間です。
革に絵付け
はじめは、色もついていない、形もばらばらの革。
ここから、子供たちの潜在しているイメージと重ね合わせて描かれていきます。
革をみて「葉っぱに見えたー」という子や、「帽子ー」などいろいろなモノが浮かんでくるみたいです。
みんな、さまざまな形の革を見てイメージをふくらませます。
子供の発想力ってホントすごいなーって思います。
「ん~」などと考え込んでいると、グループ内で「これは、夕日に見えるよ」とか、友達同士でアドバイスしたりしているようです。
さっきまでの、にぎやかな教室はだんだんと静かになってきました。
みんな、真剣に色を付けて描いています。
約20分ほどしたところで、みんなに声掛けを。
「できましたかー??」
すると。元気よく
「できましたー!」
出来た児童から順番に、作品に穴をあけてボールチェーンを付けて完成です。
みんな、世界に一つの作品出来上がりました。
作品発表会
グループごとに児童が発表を行います。
最後に、作品発表会。
・いのしし
・ひよこ
・ゆうひ
・海
・UFO
・魚
などなど
ひとつひとつ、個性があり、大人の私たちでは発想できないような作品が出来上がりました。
出来上がった作品は、大切にしてもらい、子供が大人になっった時に、作品を見てこの日のことを思い出してもらえると嬉しいです。
PS.
はじめは、色も無く、形のバラバラな革。
それを、思い思いに描いた「自分だけの作品」となったのではないでしょうか。
また、作品は同じ形でも、季節や場所によっても違うものが描かれます。
この日は、日差しの強くなった7月初旬。
天候もよく、夏を感じる陽気でしたので、海の作品や「ブルー」を基調とした作品が多かったように感じました。
いつも、子供たちの描く作品には驚かせられます。
そして、同時にどんなものが出来上がるかいつも楽しみにしています。