エアープランツとレザークラフト講座を開講させていただきました。
場所は、埼玉県本庄市にある本庄南公民館。
館長様よりララミーの講座を気にかけていただき、この度オーファーをいただきました。
どうもありがとうございました。
日時詳細
日程:2019年2月23日(土)
名称:初心者レザークラフト教室「エアーフランツでおしゃれなインテリアを作る」
場所:埼玉県本庄市本庄南公民館
時間:13:00~15:00
エアープランツとヌメ革でお洒落な植物インテリア
今回は、革の基礎を学んでいただきたく、エアープランツとヌメ革でお洒落な植物インテリアをご提案させていただき、製作することとなりました。
製作する作品は、エアープランツを立てるレザースタンドです
本革との相性の良いエアープランツをつかった作品です。
形の違うプランツを飾るために、大きさやデザインを工夫しながら製作します。
はじめに「初めてのレザークラフト」ということで、まず革について知っていただく為、手短に講座をいたしました。
革を学んでいただくことで、より親しみを持って製作していただけます。
本革の特徴を知ってもらう講座
はじめに、普段食事としていただく牛のお肉の皮から革になるところのお話し。
そして、革のなめしのお話し。
わたしが「鞣し」を説明するときには、簡単にわかるように食べ物に例えます。
解説は、こんなふうに・・
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魚の皮、ミカンの皮、お肉の皮、いろいろな革があります。
どれもそのままでは次の日にカチコチに硬くなってしまいますよね?
おそらく、今挙げたほとんどの皮は、中身を守る役目が済んだので処分されてしまうと思います。
しかし、牛の皮はまだまだ役目は終わっていません。
牛の皮は、厚みもあり丈夫だからです。
その牛の皮を、カピカピにならないようにするためには、油分を加えなくてはいけません。
その為に、さまざまな方法で、革を柔らかく保つ加工をします。
それが」「なめし 鞣し」なのです。
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そして、途中に革の有効な活用法などのお話しを少しだけ織り交ぜさせていただきました。
時間も限られておりますので、急ぎ足でのご説明にはなってしまいましたが、みなさま真剣に聞いていただきありがとうございました。
そして今回のワークショップでは、自由に発想をしてもらいたかったので、あえてあまり技術的なことの深堀は控えさせていただきました。
エアープランツ レザースタンドづくり
大きさや形の違うプランツに合ったレザースタンドを作ります。
製作はとても簡単です。
必要なのは、センスのみ となっているので、ある意味ハードルは高いです。
製作する順番と道具
まず、大小1つ、プランツを選んでもらいます。
数ある中のエアープランツより、定番のものから珍しい品種までSとMサイズの3~4種類を厳選してお持ちいたしました。スタンドの大きさもS・Mがあります。
そのあと、選んだプランツに似合う革を選んでいただき、デザインを考えていただきます。そのあと、生徒さんが着色や刻印、スタンプでデザインしていただけます。
刻印の練習用の革も準備しておりますので、安心して本番に挑めると思います。
このような組み合わせで、2個作っていただきました。
電気ペンも用意しておいたので、こちらも活用しておりました。
字がとても上手でした。
はじめての作品では、なかなかイメージがつかみずらいと思います。
ですが、みなさま無垢の革のキャンバスに、皆様の冴えわたる感性を描いており、刻印一つとってもそれぞれ二つと無いデザインになっていました。
完成した作品の記念撮影です。
ヌメ革の加工する際の特徴を知っていただくため、主に三つの内容を取り込みさせていただきました。
今回のポイント
1、革の形成
タンニンなめし革は、粘土のように形を変えられる性質があります。この可塑性を利用し パーツを水で湿らせて立体的な造形を成型できます。これを応用して刻印などの印字も出来ます。
2、染料で色づけ
オイルを塗る前に、お好みで染色も出来ます。
3、焼き印でブランディング
かつて、カーボウイのウシの刻印から始まったブランディング作業。今回本革の作品制作にちなんでこちらを進めさせていただきました。
本革は電気ゴテで焼き、濃淡をつけたデザインをすることができます。作品にマークを付けて自分だけのブランディングしてください。
プランツも様々な形があるので、レザーポットもそれに見合った大きさにする必要があるので難しかったとおもいます。
しかしどの作品も、個性的で素晴らしい仕上がりになりました。刻印の配置、色付けや形づけなど手際よくこなしてらっしゃいました。
革で作るエアープランツポットは、時間の経過でも植物と共に変化していきます。
また、作品としてもつくる回数を重ねるたびに良いものになります。
そして、今回の講座とワークショップを体験いただき、ヌメ革を少しでも好きななって頂ければ幸いです。