ララミー名前の由来
Laramie(ララミー)の名前は、「ウエスタンカウボーイと馬」を語るうえで欠かせない名称。それは アメリカ合衆国ワイオミング州の都市名に由来します。
ララミー市のあるワイオミング州では、ネイティブインディアンの歴史を守る居留区ウィンド・リバー・リザベーションという地域があり今なお古き良き時代を感じられる貴重な地域です。
そして、東に隣接するサウスダコタ州の州境にあるブラックヒルズでは、かつてララミー砦でインディアンとの条約が交わされた場所としても文献に残っている場所です。ここは、山に4人の大統領の彫刻されたマウントラッシュモアがある場所としても広く知られています。
また、ワイオミング州では世界初の国立公園で世界遺産第1号のイエローストーン国立公園があり、今なお原始の地球の姿を残す貴重な地域でもあります。
このような風土の中、ウエスタンの暮らしはいやがおうにも「自然と共存して」生活しています。
なかでも牛革は日用品から装飾品まで、ありとあらゆるところに使われており、とても身近な存在となっています。
革は、使われるうえでの耐久性、加工性に最も優れた材質の為、現在でも馬具としても重宝している素材なのは有名です。
このように、ララミーの製品には、そんなどこまでも続く壮大な大地で生活する豊かなカントリーライフに敬意を持ち、そのエッセンスを取り入れています。また、製品の所々施されるカービングは、インディアンと共存する時代ならではの、どこかネイティブアメリカの匂いが感じられるでしょう。
ララミーレザーでは、そんなウエスタンカントリーの想いやアイデア、技術といったエッセンスを取り入れております。
そして、機械化の進んでいない時代背景を大切にしており、製品も一つ一つハンドメイドで製作しています。
世界の歴史から紐解く革・・・
皮革を日常に取り入れた歴史は長く、かつてエジプトでは、紀元前3000年に皮は衣類や武具等に利用されていました。
当初、革サンダルとして使用していたのがはじまりのようです。
また、日本でも奈良時代の「漆皮箱」も革で作られており、現在「国宝・重要文化財」として保存されています。
世界的にもレザーエイジングは、モノを大切にするヨーロッパ諸国では一般的な風習であり、1000年以上も昔から愉しまれている文化です。その文化がのちに、アメリカ カントリー文化へ伝わったと諸説があります。
革は身の回りの小物を長く使うと、どこか満たされた気持ちに変化していきます。
しかし残念ながら、資源の少ない日本では合成革や化学染料に頼りざるを得なく、「本物の革」はごくわずかな人にしか届かないのが現状です。
そんな天然革は、年月がたつほど味が出て、あなた色に染まった本ヌメ革は、この先きっと大切な存在となっていくでしょう。