革製品を長く使う上で最も重要なこと。それは、「メンテナンスとリペア」です。
何度も修理できる安心感
かつて、私たちは長く使える理由には「Ripair(修理)」ができるということは当たり前の事でした。
町には、洋服のお直し屋さんがあり、靴の修理屋さんもある。近所に大工さんがいて、建具をすぐに直してくれる。など、ほとんどのもので修理が可能でした。歴史上、長く使える製品は必ず修理が出来ます。そして、そのように設計されているのです。
例えば、ヨーロッパの住宅なども設計からリペアされるように考えられており、100年前の住宅でもいまだに人気があるそうです。また、アメリカのモーターサイクル「ハーレーダビッドソン」。これは、ビンテージバイクと言われる100年前のモデルがあるのですが、いまだにリペアができ現役で乗ることができるそうです。
このように、長く愛される良い製品には「リペア」が本当に必要だと深く感じております。
モノを大事にして長くを使う上で、メンテナンスと修理はとても密接な関係となっております。
そして、毎日使っているアイテムをじっくり見ることで、あなた自身にも月日の流れを感じたりすることもあるでしょう。
また、革の正しいお手入れの方法を知ることで、革本来の経年変化を愉しみは倍増します。
メンテナンスは、次のようなお手入れを進めていきます。
ヌメ革のお手入れ
・革の種類に合った正しい方法
ベジタブルタンニンレザー、通称ヌメ革は「革」本来の表情を活かす特徴のある素材です。
そして、5~10年お付き合いする中で、その自然な風合いをさらに体験していただけます。そのために、革のベストコンディションを知っておくととても便利です。
革のベストコンディションは、革が呼吸をしている状態。それは、気温や湿度によって自然の調節機能が働いている事を言います。
・革の特性を知ったメンテナンス
コンディションを保つ為には、ご使用の環境により必要に応じてメンテナンスをします。革にとって一番理想的なのは「適切な油分」 があること。
特にヌメ革は、自然の状態に極めて近い素材です。なので、その特性を知ったうえでヌメ革に合った正しいメンテナンスを施します。
さらに詳しく→ヌメ革とはどんな革??無染色ナチュラルレザーのまとめ
・使い心地とは?
ヌメ革の安定した状態(革が呼吸をしている)は、空気が乾燥する時期にはしっとりと。梅雨時や夏場の湿度の高い時には、さらさらとしています。とても、使い心地が良くなります。
これは、ヌメ革の持つ素材の特性であり、自然の恩恵を感じることができるでしょう。
さらに詳しく→ケース別のヌメ革のお手入れ法
早くあめ色にしたい
新品の状態のヌメ革は、白色に近いベージュ色をしています。
ヌメ革に慣れている方は、この素仕上げの状態から色の変化をじっくりと楽しむ方が多いいです。
でも一方で、あまり慣れていない方は、もしかしたら汚れが心配で早く色変わりをして茶色にしたいと思うかもしれません。
その場合は、オプションのオイルフィニッシュをお選びください。オイルフィニッシュは、はじめのうちにヌメ革専用のオイルを塗り込んで、防滴防汚の効果があり、さらに経年変化を促進することもできます。
オイル選びは、別の記事にてご紹介しておりますので、良かったらご覧ください。
ララミーのお勧めするオイルケアについては
ヌメ革に塗るオイルはこの3種類
https://laramie-leather.com/leather-oil-maintenance/
バッグ・お財布の修理
ララミーで製作した製品は全て自社製造でのハンドメイドですので、修理が可能です。購入後も安心して長くお使いいただけます。
革は、とても耐久性のある素材。ですが、ときに修復が必要となることもあるでしょう。
お客様と人生を共に歩む高価な革製品は思い出の品。ララミーでは、そのお気に入りの品の修復を行っています。それは、大切にご使用になられたお客様の価値ある革製品を修復し、新たな命を吹き込むことを意味します。
ララミー製品の修理対応
ララミーのバッグ・財布・小物など全製品、永久修理対応可能となっております。どんなに使い込んでいても修理いたします。
なぜ、どんな故障でも直せるか・・・それは、製造工程から得ている技術を修復に適した方法でリペア(修理)できるからです。製造しているからこそできる修復があります。
なぜなら、長くお使いになられた革製品には、それぞれに表情出てきます。その表情に合わせ革の風合いを損なわないで修理をするには、製品がどんな方法で、どんなコンセプトで製作しているか熟知している必要がが求められます。
そして、なにより製品を「おかえりなさい」という気持ちを込めて迎えて丁寧に修復することが、オーナー様の安心に繋がると感じているからです。
どんな修理があるの??
修繕個所は、ご使用環境により千差万別ですのでヒヤリングを行った後、場合によっては元より強度を増した補修も行います。
例えば、お財布の場合、カードをたくさん詰め込む方などは、カード入れ部分を補強します。ポーチなど、お仕事で毎日ハードにお使いになる方は、修復個所は一番使ったところと判断できるので、リベット補強や位置し調整も行います。
お財布などの細かな所では「ほつれ直し」など、手縫いで一針一針修理します。
口革やパイピング、内装の交換など、ミシンが必要な修理は、同じ糸、同じ素材を使い工業ミシンで縫製します。また、マチベルト、バッグハンドルの製作など部分的にヌメ革を交換する場合は、他の部分と色を合わせるように焼け具合を合わせて違和感が出ないようにします。
副資材品のジッパー・カシメ・スナップの故障は、5年~10年使うと摩耗により交換することもあります。他、ショルダー 引き手 内側張替え 交換など、修復はもちろん、アレンジやカスタムすることも大歓迎です。
これも、自社設計から行っている製品だからこそできるサービスです。
なお、状態にもよりますが、お預かりした際に、メンテナンスとシミ抜きも行っております。
修理をすると節約に
もう使えない 捨てるに捨てられない そんな大切なアイテムを蘇らせることができます。それは、長く楽しめる上に、壊れるたびに悩んだり買い替える事が無いので節約に時間短縮にも役立ちます。
なので、ララミー製品は、しっかりとメンテナンスを施し、5年~10年使っている方も珍しく無いのです。
ララミーのアフターケア
ララミーではご購入いただいて1年間修理メンテナンス無料とさせていただきております。
これはあなたの製品を、安心してコンディションを保つことに役立ちます。
2年目からはメンテナンスパックもご用意しております。それは、6か月に1回、クリーニング、オイル塗布、糸の縫製点検、などの定期メンテナンスが受けられます。メンテナンスは、15分程度で完了します。お待ちの間は、ララミー自慢の淹れたてのコーヒーをお楽しみください。
メールお電話でのご相談は永年無料となっておりますので安心してお使いいただけます。どんなお手入れをすれば良いかわからない、などご不明な点があればお気軽にご相談ください。